枝ノ行方
あゝ 眠りたい
私は眠いのだ
いつ頃だろうか もう記憶にない
ただ眠い
身体は動かない 寝るのに必要はないのだから
けれど
いくら待てども
わたしの脳 は 起きている
今
も こうして 「ことば」
と
言う葉 で
私の中を 埋め尽くす
あゝ
目障りだ
目など疾うに塞いでいるというのに
視えてしまう
知らずともよい物までもが
私の中へと入ってくる
しかし
妨げることはしない
妨げる行為が
「動」 になる
ならば
受け入れる事が
「静」 である
それが眠気を誘うのだ
あゝ
眠い ・ ・ ・
何故 私はこんなにも眠いのだろう
どうしてでしょう
私の事は忘れてしまった
なんででしょう
私 以外 の 事は 知っているというのに・・・・・・
あゝ
また言の葉で 埋まってしまった
いつになったら私は眠りにつけるのでしょうか
私は
いったい・・・
私の時は何処へ行ってしまったのでしょう
私の心は何処へ逝ってしまったのでしょう
私は
な
の 本
で
し 当
ょ
う
に
か
「わたし」
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