デザフェス ライブペイント作品

ライブペイント作品

【果て】

この作品は代償 そして原点回帰への私の解釈として図としました

原点 根源 

皆さまにはどう見えていますでしょうか?

ここからは見え方と意図の説明になります

初めに 人 龍 山 遠山 月 三日月 湖 川 土 水面 羽 花 骨 木 等を描きました

近くで見た時は人がメインとし

遠くで見た時は風景がメインになるものです

ではまず、距離から説明します

遠くから見た場合や視野を狭くした場合 輪郭と言う物がボケますので

紙の割合から小さい 人と分かる部位 (目 鼻 口 顎輪郭)等は見えなくなります

そしてより異物の強い黒の塊 髪の部分に目線が行きます 山成りになっているので山に見えます

そして下にも強い黒がありますので 下へと目線が流れます

画面右下は薄くなっています

そこで一度流れが止まりますが脳の補正で右と左が繋がって見えます

すると輪になります

部分的に見ていくと

始点を髪の中心とした時の右に流れた場合 

三日月が満月を見させ始点に戻ります

それでも下に行くと湖が見えていき水面へ成り始点の真下でポチャんっと

左に流れた場合

上に行くでしょう しかし 途切れてしまうし 視界的にも端なので気になりつつも下にいきます

遠くに木が有り近くには骨に成った何か 地面が見える事を認識すると山の麓になります

線が下へ行くのでその流れで右へ流れます そしてポチャん

その後 左上の龍の頭へ 下へ行き 円 月 目 から垂れる

ぼかして見ると龍と人に行く流れは断絶してます 

以上が 距離で見る 視線誘導の見え方です

次は全体の解説

今回は神 人でない上位の存在として 龍を使いました

人に羽をつけました

羽を龍の身体として描きました

骨になりました

龍は空想です 人が羽を生やすのも空想です

神が人に近づく時 神は朽ちます

人が神に近づく時 人は朽ちます

身体は要らないからです

幻想なのです 意識の元でしかいないのですから

目は代償です 目で視る必要がないのですから

人もまた自然の一部です 身体は自然で出来ている

人が消えれば幻想は消え 神は消え 自然の一部がただ消え落ちる

以上が大まかな デザフェス2日で描いた内容となります

前日にテーマ決めようと 人の目と向きを決めて 風景と月描きたいな程度しか決めてませんでした

なのでこの内容とは描きながら決めていった事になります

何となく 出来たからこうっという訳ではありません

水墨という 色の制限 形をはっきり描かない特性上

墨の乗り 水の乾き方や筆の調子 で変わります

一本の線の太さで 他者に与える影響 目線の先 流れが変わってしますので

見て感じて考えてその場で判断して描く

そこに失敗は無く 意味を乗せる

「意味」に接合し意味を成させる 

その結果が解説となります

普段から私が感じ考えている事が分かってしまうのが水墨図なんですよね 

造形分解体研Q所

【イラスト】【造形】【文字】を用いて元ある形を分解・解読し新たなる意味を付与させ創造する それを具現化する研究。

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